メロンクリームソーダ

おれたちとみんなで!

未来へ

久々に書くブログがこんな内容ってな〜。オタクごとに関しては思うことがないわけではないけれども、まあなんかわざわざ文字にするほどのことでもないのかな〜とも思うので、今回は完全なる私情で。

 

さて、16週間続いた実習がやっと終わりを迎えました。実習が終わると、いよいよ就活が始まります。そうしてやっと、これからの自分の未来が決まります。


就活を始めるにあたって「自分の譲れないこと」を見つめ直さなければいけないな~と思ったので、文字にしてまとめてみようかな〜と思う。


まず最初に、私は“言語聴覚士”(以下STと表記します)という職業に就くために、大学に通っています。って周りの人に説明すると???って反応をされるので、まずSTとはっていう話から始めないといけないんだけれど。

そもそもSTってどんな職業かというと、


言語、聴覚、音声、認知、発達、摂食・嚥下、に関わる障害に対して、その発現メカニズムを明らかにし、検査と評価を実施し、必要に応じて訓練や指導、支援などを行う専門職である

(Wikipedia参照)

 

やけに難しく書いてあるけれど、簡単に言うと話すことや聞くこと、食べることに困難がある人に対して訓練やサポートを行う職業のことです。対象とする人は産まれたばかりの赤ちゃんからおじいちゃんおばあちゃんまで幅広く、就職先も病院や学校、高齢者施設など様々です。

 

幅広い就職先があるからこそ、就活が本格的に始まる前に「自分がやりたいこと」を考えておかなければいけない。それは、基本的には新卒で就職した領域が自分の専門領域になるからです。

領域というのは、まあ簡単に言うとジャンルのようなもので、STが主に専門とする領域は、大まかにいうと「成人言語」「摂食・嚥下」「小児言語」「聴覚」の4つにわかれています。

それぞれの領域ごとに就職先も、就職したあと働きはじめてから勉強することも全く異なります。専門性が高いからこそ、就職してからでないと学べないことがたくさんあって、今までいた領域と違う領域に転職するのは、それなりにリスクがあることだと思うんですよね。業務内容然り、周囲の環境然り。

私は、未来の自分が後悔しないような選択をしたい。数年後の自分が頑張れるような、10年、15年後の自分が「臨床は楽しいよ」って言えるような選択をしたい。

私の大好きな人は、どんな選択をしたとしても、それが正解だったと言えるように努力すればいい、と言いました。もちろんそれも大好きで大切な言葉だけれど、でもやっぱりその努力の基盤になるであろう選択だから。蔑ろにしたくはない。

そのために今の私ができることは、やっぱり諦めずにしっかりと将来を考えることだと思うんです。このご時世だから、正直求人だって余るほどあるし、妥協すればどこでも就職できる。でもやっぱり妥協はしたくないから。

 

ということで、前置きが長くなりましたが、本題に入りたいと思います。

 

就職先を選ぶにあたって、求人票などで得なければいけない情報を項目にしてみました。

  • 給料

         基本給、賞与に関して

  • 福利厚生

         有給が取れるかどうか、その他手当に関して

  • 地域

         その施設がどこにあるのか

  • 領域

         わたしが希望する領域であるのか

  • 勤務時間

         出勤-退勤時間、残業の有無

  • 新人教育制度

         勉強会の有無、研修期間

  • スタッフの人数

         患者さんの人数に見合った人数のSTがいるか

  • 休日

         シフトの仕組み等

 

この中から、わたしが就職先を決めるときに譲りたくないことを5つ絞って、優先順位をつけることとしました。

  1. 領域
  2. 福利厚生
  3. 給料
  4. 新人教育制度 / スタッフの人数
  5. 地域

 

たぶんわたしは、「やりたいこと」じゃないと続かない人なので、そこで妥協してしまうとそれへの憧れの気持ちを捨て切ることができずに、結局は仕事を楽しむことができないような気がする。やりたいことを仕事にするって、きっととても難しいことなんだろうと思うけれど、でもやっぱりそこがいちばん諦められない、諦めてはいけないところなのかなあ、と。ちなみにわたしが希望する領域はざっくりと「小児領域」です。上述した4つの領域の中だと、「聴覚」「小児言語」に跨るのかなあと思います。もっと噛み砕くと「療育」に関わる仕事がしたい。療育というのは、幼稚園や学校よりももっと少人数、もしくは個別で、その子の特性(例えば言葉や知能の遅れ・耳の聞こえが悪いとか)を大切にしながら、今後社会的に自立していくことを目的とした教育支援のプログラムのことです。わたしの姉が保育の仕事をしているのですが、公立の保育園なので発達に遅れがあるお子さんも、みんなと一緒に生活をしていて。そういう子が「今までできなかったことができるようになった」って嬉しそうに報告してくるんですよね。楽しい?って聞くと楽しい!って言うんですよね。そんなの憧れるしかないじゃないですか。わたしもそういう仕事がしたいって思うしかないじゃないですか。

ちなみに100人近くいる学生の中で、小児領域に進むのは1割弱。もともと小児に進みたかったけど求人がなくて諦めた先輩もいます。狭き門なんだなあ、大丈夫かなあ、って不安になることの方が多いけれど、まあでもとりあえずここだけは何が何でも「譲りたくない」ところということ。今週実施された就職面談では「求人がない」とのことだったので、早くもお先真っ暗という感じではありますが、まだ7月だからね。求人のピークは8月だからね。折れずにいこうと思う。

 

次点で福利厚生、給料。ここは生活していく上で大切なもの。ひとりぐらしをするにしても、実家に戻るとしても、お金が必要なことに代わりはないし、奨学金も返さなければいけないので。基本給が高いに越したことはないと思うけれど、諸々の手当が出たほうがお得感がある気がした。ここら辺はあまりにも無知なので、有識者の方にご教授いただきたいです。何卒。

 

新人教育制度、スタッフの人数は4位タイで。どちらも就職したあとの環境の話。医療職は現場に入ってからのお勉強が本番だと思うんですよね。だから、お勉強ができる環境が整っている方が絶対に後々困らずに済む。スタッフの人数もそこに関わっていて、スタッフが少なくて忙しいと研修期間も短くなるし、わからないことを聞くことさえ憚られてしまいそうで。それはちょっとキツいかなあ、と。まあスタッフの人数が少ないと、その人数だけでの狭い世界で生きていかなきゃいけなくなるので、それもなかなかしんどいと思いますし。

 

最後が地域。これが最後まで迷ったところ。買い物や遊びに行きやすさ、さらに言うと現場への行きやすさを考えるとどうしたって都内もしくは埼玉、神奈川あたりがいいなあと思ってしまう。母のパニック障害や不安症のことを考えても実家がある埼玉付近で就職できたらなあ、と思う。最近軽い発作の回数が増えているような気もするし。ただ、求人の少なさを見ていると地域にこだわっている場合じゃないのかなあ、とも感じる。難しいなあ。大学4年間を田舎でひとりぐらしして過ごしてたけれど、わたしは便利なところでないと生きていけない人間であることはわかったので、そこだけは念頭に置いておこうと思う。

 

 

まあ、こんなかんじ、なのかな。いわゆる覚え書きみたいなものだけれど。わたしが迷ったときの道標になればいい。

 

 

What is a dream 答えられない

そんな大人にはなりたくない!